夏の始まり
夏の始まりはベッドにいた。悪いことばかりを考えて、一人世紀末の感慨と感傷で満載だった。
人生ここで終わりか。と思った時走馬燈のように今までの人生が。
駆け巡らないんですけどっ。どういうこと?
ドラマでは主人公が人生の起承転結ー幼い頃の幸福な風景から泣き笑いあれこれさまざま?多くの場面を死ぬ間際に思い出すシーンが定番ではないか。
何も浮かんで来ない。どういうこと?
思い出せるのは最近の邂逅ばかり。
ここ最近の出来事がドラマティックすぎたということも一因かもしれない。
ここ一年は一人世紀末の一年で、最期かもと思うと後悔のない一年間であった。
大事な人には、入院することを伝え、お別れかもしれないことを伝え、会える人には会えた。
こうやって日々の積み重なりで人生は出来ているのだなと思った。大きなドラマではなく、小さな人と人とのつながりややりとり、そこに喜びがあるのだなと思った。
生きてることだけで素晴らしい。