それは唐突に

天使とやらの存在は何だか信じる気持ちにならないのであるが、突然予想もしないような幸福が舞い降りることがある。幸福になれていない貧乏性な私は、それ以上の意味をそこに見出さないよう注意しなければならない。

 

それでも、やはり私だけが、特別選ばれてここにいるような錯覚に陥る。

符号や暗号は既に期限切れだと思っていたのに、突然扉が開く。

この幸福感で、当分は何も要らない。清潔に、心豊かに、ガンバレル

この夜が何の始まりでもないとしても、やっと開いた扉が、再び閉じたとしても、私のこの幸福は幻ではなかった。ありがとう。

 

心が暗闇の中にある人に呼びかけたい。

あなたの幸福の扉の鍵は掌の中にあるよ。いつかその扉が開く時があるよ。

あなたの心を開く勇気を出してみようよ。私もその勇気、出してみるわ。