2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

幼子のように。

父が私の携帯に何度も何度も着信を残している。留守番電話は無言。何があったのか心配でたまらず私も何度も家に電話をする。すれ違う。やっと通じたと思えば、今かなたの家に来ているのだが鍵がないのだと言う。今から帰るのだが鍵がかけられないと言う。お…

Parfait Amour

完全な愛。完璧な愛。 そんなものはこの世界に存在するわけはない。それがわかっているからこそ、人は求めるのかもしれない。 私も何処かに存在する完璧な愛を求めて、さまよい続けてきたのかもしれない。完璧な愛と言うと基督的な愛を連想するが、amourとい…

小説家になったのかな、彼女

地方の文学賞の審査員、高橋のぶ子なんですよね。昔の友達で高橋のぶ子が好きで小説家目指してるっていう人がいたなあ。高橋のぶ子、当時は私は三島とか漱石だったので魅力がわからなかったけど今は好きな作家の一人です。たまに幻惑的な場面があってその際…

バンパイア

バンパイアと言えば漫画好きな私にとっては『ポーの一族』であるのである。 美少年エドガーがバンパイアとなって永遠の時を生きる。美しいけれど禍々しい存在、「狩られる」存在としてのバンパイア。 運命に翻弄され、それに従うしかない「人間」の悲しみ(…

悲しくて暗くて不思議だけれど少し温かな

仕事が立て込んでいるので、しばし休憩しながら。(勤務時間は終わっています) この間からこのblogに書きとめておこうと思っていたハナシがありまして。最近悲しいことに親類の自死に遭遇しました。その件はまた書ければ書こうと思います。 そのことをきっ…

ひとめぼれ

とても若いころは、異性の外見に惑わされていたものだった。なんせ、中学生では、DavidSylvianだの王道のDavidBowieだのが、音楽性関係なく外見で好きだったのだから軽薄なのだ。 そんな私も大学院生の時、知り合いの影響で市民運動やフェミニストムーブメン…

蛇にピアス考

小説家志望としてはライバルは若手の華々しい小説家。本当は吉本ばななが同年代のような気もするが、ここは見栄をはって金原ひとみということで。2008年だかの蜷川幸雄監督の映画を観ましたビデオで。小説は話題になった頃読んだので原作は感覚的な印象しか…

命の終わりは

命の終わりは誰も知ることができない。母の生活の介助をしながら、母が亡くなったら母の中にあるコトバや思想や信仰や体験はどこに行くこともなくただ灰になってしまうのだろうと思った。それは私も同じ。思想なんていうほどのものは私にはないけれど、コト…

小説家になることにした。

面白かったこと多少盛りながらupしていく予定です。